最近ですが、色々なことに挑戦するときは最初にかなりのストレスを感じていたと自分でも思います。その時に、何度か「いっそ楽しもう!」「逆におもしろい」と言って自分を鼓舞していた時がありました。この本を読んだ記憶が頭の片隅にあったせいかもしれません。
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』です。
緊張したり怒りを感じたり不安で焦燥感にかられたりした時の、なんともいえない息苦しさなどは、あきらかに体に悪いだろうと思い込んでいました。
この本では、そういった反応に対しての視点をかえることで体に悪い影響がなくなるどころか、かえって人生の役に立つという考え方が書かれています。
そんな考え方を初めて知ったので目から鱗でした。
人から重い話や悩みを聞いた時も少なからず自分のストレスになると思っていましたが、どのように話を聞けばいいかという所も参考になりました。
目標や価値観についても書かれていて、仕事をすることへの意識が変わるきっかけにもなります。
全体を通して、ストレスは害という意識が減りました。
書いてあるような考え方はなかなか出来ないことではあるけれど、知っているのと知らないのでは、やはり違うなと思いました。
ストレスはどうしたって無くならないものだから自分の意識を変えることは、とても大事な気がします。
何度も読み返して心に刷り込むと、今までよりもストレスに対処する術を身に着けることが出来そうな一冊です。